
季節はいつだっただろうか 思い出せない 夏服だったような気がする おそらくは 名前が思い出せない 忘れたかったからだ 顔はぼんやり覚えてる 忘れられなかったから 鉄の棺桶 乗り込んで さあおうちに帰りましょう 疲れた体 引きずって ご飯を食べて眠りましょう 引き留める声がする 何かを伝えようとしていたが 振り向くことができない ありありと思い出す 君の声 その言葉の意味 今なら全部わかるんだ 季節は夏 風は強いが 蒸し暑い 海沿いの 普通の街 名前も顔も 波が攫ったようだけど 本当は砂をかぶせただけだった でも君が発した波だけは 隠すことができない 歌らが外に 漏れないように 鉄の棺桶 塞ぎましょう 夜の帳は 降り切った 炭で 明るくしてやろう 棺桶の前で 君が呼ぶ 振り返ると そう 笑顔 聞いたことないほど大きな声で 別れの挨拶をしたキミに 私はah軽く手を振った 手を振った 手を振ったんだ ただそれだけ

