[Intro] 鐘(かね)が鳴る 名もない夜に 生まれたものは いつか還(かえ)る 還るものから また始まる [Verse 1] 月の欠片(かけら)を抱いたまま 古い城壁(じょうへき)は夢をみる 百年ぶんの雨を受け それでも薔薇(ばら)は咲いている 誰かが愛した窓辺には 知らない風が住みついて 祈りの跡も 傷の跡も やがて同じ苔(こけ)になる [Pre-Chorus] 失くしたものは 消えたんじゃない 形を変えて 遠くへ行った 名前を脱いだ 記憶たちは 夜の底から また巡(めぐ)る [Chorus] 流れて 流れて すべては流転(るてん) この身も この夢も 星屑(ほしくず)へ還る それでも それでも 愛したことだけ 時の川を越えて 誰かの灯(ひ)になる 滅びは終わりじゃない 終わりは 次の扉 [Verse 2] 王冠(おうかん)は土に沈んで 剣(つるぎ)は赤錆(あかさび)に眠るだろう 誓いを刻んだ石碑(せきひ)さえ いつか読めなくなるだろう けれどあなたが笑った日に 揺れたカーテンの白さとか 指が触れた その一秒を 世界はどこかで覚えてる [Pre-Chorus] 永遠なんて ないからこそ 一瞬だけが 永遠になる 散った花びら 拾わなくても 春はその色を 忘れない [Chorus] 流れて 流れて すべては流転(るてん) 涙も 歓(よろこ)びも 海へと還る それでも それでも 愛したことだけ 姿を変えながら 未来へ紛(まぎ)れ込む 別れは終わりじゃない 終わりは 次の名前 [Bridge] もしも私が 灰になって もしもあなたが 風になって 同じ空には いなくても どこかで一度 触れ合えるだろう 雨になって 土になって 芽吹(めぶ)きになって 歌になって また誰かが 誰かを愛す そのとききっと 私たちは そこにいる [Interlude] Dies irae... Dies amor... Mors transit... Amor manet... [Final Chorus] 流れて 流れて すべては流転(るてん) 文明も 神々も 夜明けへ還る それでも それでも 愛したことだけ 滅びのその先で 新しい灯(ひ)になる 生まれて 別れて 巡って また逢(あ)って 名もなく 形なく 世界を渡ってゆく だからもう 永遠はいらない 移(うつ)ろうからこそ 美しい 最後の鐘が 鳴り終わる頃 誰かの朝が 始まっている [Outro] 花は散る だから咲く 夜は明ける だから深い 私たちは 留(とど)まれない だから 愛せる


