
タワーのてっぺんで 陽だまりを独り占め 誰にも渡さないよ 最高の特等席 不意に訪れたチャンス 見知らぬ風の匂い ドアが少し開いて 外へと誘うよ 鼻先をくすぐった 冬の風が冷たすぎて ブルリと震えた足 「やめとけ」と告げている 振り返ればそこには 黄金のパラダイス ぬくぬくの毛布たちが 僕を手招きしてる 自由を求めて走るより ふかふかのベッドへ 凍えるような冒険は 僕には似合わない これは逃げなんかじゃない 戦略的撤退さ 賢い猫の生き方を 君に教えてあげる キッチンの方から 聞こえたあの音は カサカサ鳴っている 銀色のおやつさ 野良の暮らしはハード ご飯の保証もない プライドはあるけれど グルメなだけなのさ 野性を解き放つよりも お皿の中が気になる とろりと広がる魔法 幸せの味がする 泥だらけの自由より スマートな選択を 満腹のあくびをして 夢の続きを見よう 自由を求めて走るより ふかふかのベッドへ 凍えるような冒険は 僕には似合わない これは逃げなんかじゃない 戦略的撤退さ 賢い猫の生き方を 君に教えてあげる ガラス越しに浮かぶ 蒼い月明かり 届かないくらいが ちょうどいいのさ 野性の魂は まだ消えてないけど 君の膝の引力に 逆らえないのさ 自由を求めて走るより ふかふかのベッドへ 凍えるような冒険は 僕には似合わない これは逃げなんかじゃない 戦略的撤退さ 明日こそは旅に出る ……たぶん気が向けばね ……たぶん気が向けばね

