
月に照らされた夜の下で 私は舞う 呪われた血が この身を巡り 狂気の一族が 災厄を撒き散らす 罪に縛られ 凍ついた瞳で あなたの中に 狂気を生み出した 偽りの救済という名の悲劇が始まり 十字架の上に 自分自身を見る 冷えきったあなたの視線に映り 私は狂人を演じる あなたは あまりにも優しく微笑む 穢(けが)れた私の心を あなたは殺した だがその痛みから 棘を持つ花が咲く 優雅で 残酷で 美しく 闇の中で 舞い踊る くるくると巡る 毒に侵された肉体 歪んだ血脈は 紅く蠢き 流れ 染まり 生きながら死に やがて 生ける屍へと変わる 幻覚の回廊の中で 痛みを忘れ 私は蝶になる 澄みきって冷たい あなたの瞳には 曖昧だった「私」の影すら残らない 磔にされても 心臓は脈打ち あなたの優しい手に 引き裂かれる 裂いて 壊して 口づけを交わし 永遠に眠らせて 愛して いつまでも いつまでも この狂気が 終わらなくても 魂がぶつかる 静寂の中で 今夜 あなたの傍にいさせて 永遠に 永遠に…… この呪われた愛が 消えぬように あなたの腕の中で 瞳を閉じ 堕ちてゆく――永遠の小夜曲へ……

