Song Cover Image

わたしが一番緑色だったとき

V5.5

わたしが一番緑色だったとき みんなは肌色になっていった やがて肌色ということばが差別用語と叩かれるようになっても わたしにはちっとも関係がなかった わたしが一番緑色だったとき みんなは顔を真っ黒に塗りはじめた やがて白い顔になったみんなが一斉に同じ方向をむいても わたしにはちっとも関係がなかった わたしが一番緑色だったとき 宇宙人の色は銀色らしいと囁かれはじめた やがて地球人は広い宇宙を孤独に漂っていることが論証されても わたしは変わった色の宇宙人と呼ばれつづけた ああ 今はカビのような緑色のわたし 若くて一番きれいな緑色だった頃の写真を眺めながら でも緑色なんだよねと呟いた