つめたい 自動販売機の ボタンを押して あたたかい 缶コーヒーを 買った コンビニに 入ることも ためらってしまうくらい すきまの 多い 俺 鏡の 中の アイツが なにか 言いたそうに してたのに 聞こえないふりで 家を 飛び出した 強くあれと 追い込んだのは 俺自身で 逃げ場を 奪っていたのも ほかでもない 俺だった 殴ってくれよ 無防備に アイツを 踏みにじる 俺を 殴ってくれよ 言葉で 押しつけることでしか 自分を 守れない 卑怯な俺を アイツを 置き去りにしたまま 前に 進んだふりをする 本音が 消えて 虎を かぶる そのたび どこかが 削れていった 弱さを 許せなかった アイツの 震える 瞳から ずっと 目を そらしてきた 限界を 超えた 夜 ようやく 認めたんだ アイツは 俺なんだって 殴ってくれよ 無防備に あいつを 踏みにじる 俺を 殴ってくれよ 許すとかじゃなくて ただ 向き合いたいだけ いまさら 気づいた 殴ってくれよ 強がりで 固めた 鎧の 下で 震えてる 俺を 見捨てた 俺を 殴ってくれよ 殴ってくれよ… 痛みが しみわたった ときに わかるだろう 倒れた ときに 見えるだろう 真上に 広がる 大空に 気づくだろう



