夜の合図で 窓辺に座る 研いだ矢先を 指で確かめ 君は「嫌い」と 彼を見て言う 彼は笑って 狼のふり 昼の教室 疑いの声 机を挟んで また言い合う なのに視線は 先に探して 帰りの角で 歩幅がそろう 気づかないふり 上手な二人 胸の鼓動は 隠せてないよ 本当はみんな 愛が欲しいだけ 強がりの奥で 名前を呼んでる 本当はみんな 愛が欲しいだけ その矢を放つ日を 待っている 夜が深まる 誰も知らない ふたりの秘密を そっと見守る 「狼かもね」と 君がつぶやく 「君のほうがね」と 彼が返す 笑いこらえて そっぽを向いて 同じ帰り道 歩いていく 私は月の 端に腰かけ 答えを知ってる ただのキューピッド 認めたくない その横顔に やさしい朝が 近づいている 本当はみんな 愛が欲しいだけ 疑いの言葉も 照れ隠しだね 本当はみんな 愛が欲しいだけ その矢を放つ日を 待っている 今夜はまだ 眠らずに ふたりの影を 見ていよう 「好き」のひと言 言えたなら 夜明けの前に 世界が変わる 本当はみんな 愛が欲しいだけ 強がりの奥で 名前を呼んでる 本当はみんな 愛が欲しいだけ その矢はもう 胸に届いてる 本当はみんな 愛が欲しいだけ 明日もふたりは 言い争うけど 本当はみんな 愛が欲しいだけ 私は知ってる ふたりのこと 夜風に矢を そっとしまって ふたりの朝を 待っている