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守るための力【装甲戦士ガルド18】

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V5.5

[Intro] [Verse] 声が聞こえる 遠くから 何かが俺を 呼んでいる もう誰にも 止められない ここまで来たんだと 分かってた [Pre-Chorus] この力の 代償を 知る時が来た 【Drop】 変身ッ! [Chorus] この力が 俺を変える それでもかまわない 守るためなら すべてを捨てて それでもいい そう決めた ためらいはない [Verse 2] 戻れなくなる その可能性 それでもいいと 言えるのか 答えはもう 決まっている ここに立っている それがすべて [Pre-Chorus 2] もう逃げない もう迷わない この道を選んだ 俺がいる 【Drop】 変身ッ! [Chorus] この力で 変わっていく それでも進むだけ 守りたいものが ただひとつ 胸にある それを握りしめて 俺はゆく [Hook] Change me, break me 変えても壊しても Take it all away すべて奪っても 俺の意思は消えない 俺の心は残る この想いは変わらない Lose my form, lose my name 形も名前も失っても What I protect stays the same 守るものは変わらない [Bridge] 「帰ってきて」 その言葉が 胸に残る 約束した その場所へ 俺は戻る 【Drop】 変身ッ! [Final Chorus] この力が それがすべて 答えじゃなくても 帰る場所が ここにあると 信じているから 俺は進む 守りたいものが 胸にある 約束を果たす それがすべて だから [End] 【Episode Story】 【第18話・守るための力】 夜。炎が街を包んでいた。崩れた建物。黒煙。逃げ惑う人々。その中を――幼馴染の父と記者は走っていた。 「こっちだ!高台へ!まだ動ける人は全員こっちに集めてくれ!」記者が叫ぶ。 負傷者を支え、瓦礫を越え、必死に誘導する。足がもつれる。呼吸が荒くなる。それでも止まらない。やがて――二人は高台へ辿り着く。振り返る。街が見える。炎。煙。崩壊。父が低く呟く。 「……これが、オルディアの力か……人の手でどうこうできる段階は、もうとっくに越えている……」 記者は歯を食いしばる。 「くそ……あれだけ準備しても、何一つ通用しないのか……!」拳を握る。 「……止められるのは、もうあの人しかいないのか……」 父は静かに頷く。 「ああ……今この状況を変えられる可能性があるとすれば、彼しかいない……」視線の先―― 炎の奥。一台の車が止まる。 研究所の車。見慣れた車体。ドアが開く。主人公が降りる。一度だけ、街を見渡しゆっくりと歩き出す。 その足取りは、迷いがない。炎の中へ。そして、足を止める。その先に――立っている。青い髪の少年。 オルディアの王。 「……来たね」軽い声。 「待ってたよ、ガルド」 主人公は答えない。ただ、まっすぐ見据える。 沈黙。王が首を傾げる。 「……あれ?」一歩、近づく。観察するように。 「前に会ったときと、雰囲気がまるで違うね。……なんだろう、すごく静かで……でも、その奥にあるものは、むしろ強くなってる?」 一拍。そして、笑う。 「……そっか。会ったんだね。ぼくの弟に」 主人公の表情がわずかに揺れる。だが、否定はしない。王は楽しそうに続ける。 「しかもさ、その反応からすると……ただ会っただけじゃないね」 目を細める。 「力まで受け取った、ってところかな?」沈黙。炎が揺れる。それが答えだった。 王は満足そうに頷く。 「いいね……やっとそこまで辿り着いたんだ」 一歩、距離を詰める。 「でもさ、ちゃんと理解してる?」声が少しだけ低くなる。 「その力を使うってことは、君の存在そのものを書き換えるってことなんだよ」 主人公は動かない。王は続ける。 「人間としての形を保てなくなるかもしれないし、最悪の場合、ぼくたちと同じ存在として固定される」 一拍。 「それでも使えるのかな?」 主人公が口を開く。 「……関係ない」短く。だが、強い。王の目がわずかに開く。 「へぇ……」 主人公は続ける。 「それで守れるなら、おれはそれを選ぶ」 一拍。 「それだけだ」 王はじっと見つめる。 「ほんとにそれでいいの?戻れなくなるかもしれないって言ってるんだよ?」 主人公は静かに言う。 「戻るさ」 一拍。 「帰る場所がある」 王の口元が歪む。 「ああ……あの子か」楽しそうに。 主人公は続ける。 「約束したんだ。必ず帰るって」 視線は逸らさない。 「だから俺は、その約束を守るためにここに来た」 静かな決意。王は少しだけ黙る。 そして、笑う。 「いいね。不合理極まりないけど、そういう感情……ほんと面白い」 一歩下がる。 「でもさ」軽く言う。 「それだけじゃ、まだ『完成』には届かない」 主人公の目がわずかに動く。王は続ける。 「君の中にあるその力は、確かにぼくが求めたものに近い」 一拍。 「でも、まだ不完全だ」笑う。 「だから――見せてよ…。どこまで行けるのか」 風が止まる。炎が揺れる。主人公はゆっくり息を吐く。目を閉じる。浮かぶ。幼馴染の涙。 「……絶対、帰ってきて」その言葉。目を開く。迷いはない。 「変身ッ!」 低く。青い光が弾ける。足元から光が走る。装甲が展開する。重い音が重なる。胸部コアが強く発光する。ガルド、起動。光が収束する。炎の中に立つ。静かに。そして、確かに。 王はそれを見て、わずかに目を細める。 「……いいね」一拍。 「やっと、戦う準備が整ったって感じだ」 そして、微笑む。 「それじゃあ――、ぼくも本気を出さないとね」 二つの存在が向き合う。風が止まった。