
銀河鉄道の夜 ― うた 1番 夜の教室 窓の外 星めぐりの歌がひびく ぼくはひとり 席を立ち 闇の奥へ歩きだす 「ではみなさんは、そういうふうに川だと思っている この白いものがほんとうは何かご承知ですか」 先生の声 遠ざかり 汽車のベルが鳴りひびく サビ 銀河鉄道 星の海 「どこまでもどこまでも一緒に行こう」 ジョバンニ きみの声 光になって胸を射す ほんとうの幸いを 探す夜が走り出す 2番 青い天上 プリオシン海岸 りんごの匂い 風は冷たく 白鳥座の十字架は 静かに闇を照らしてる 「けれどもほんとうのさいわいは 一体何だろう」 その言葉が 星になり ぼくの胸で瞬いた サビ 銀河の底で 語り合う 命の行方と祈りの意味 カムパネルラ 君の目に 涙はもうなかったね さよならよりも深い やさしさが ここにある 間奏(語り) 「僕たちはほんとうに幸せだろうか」 その問いは 夜のレール 逃げないで 目を開いて 生きることを選ぶため 3番 汽車はやがて減速して 君は遠く 降りてゆく ぼくは叫ぶ 声にならず ただ空を 見上げていた 「カムパネルラ、 僕たちは一緒に行けるんだろうか」 答えは風 星は黙り 朝の光が近づく ラストサビ 銀河鉄道 夜を越えて ぼくは地上へ戻ってく それでもまだ 胸の奥 あの旅は燃えている ほんとうの幸いは 誰かのために 祈ること アウトロ レールは消えて 朝が来る けれど旅は終わらない 銀河の夜は 今もなお 心の中を走ってる

