[Verse 1] 坂の向こうから かすかに漂う いりたての豆(まめ)のかおり 白線(はくせん)を踏み越えて 入ってくる 今日も誰かが ただいまと言った [Verse 2] かんしょうてきになってた ささくれた神経(きもち)を 壁に擦り付けて 強いコーヒーを飲んだ 幸せになるために 生きているのに ふこうに生きるのは ばからしい [Chorus] 今日のかなしいこと たのしいこと 全部飲み込んで ブラックが良いから シュガーもミルクも要らない 暗闇に月が落ちる それも悪くないけれど 余計な一言が聞こえたら 「出禁です」 愉快に午後は回る [Verse 3] からになったカップと ためいきをひとつ けいかいに衣が揚がる音 眉間(みけん)に皺(しわ)よせて メニューが変わる 喧噪(けんそう)が服をきて いつものと言う [Verse 4] 過ぎた台風(たいふう) 残ったずつう くすりでごまかして 強いコーヒーを飲んで 生きつづければ 痛んで苦しんで 負け続けても お腹は減るから [Chorus] 今日のかなしいこと たのしいこと 全部飲み込んで ブラックで良いから シュガーもミルクも入れない カップに流星がうつる それも悪くないけれど 余計な一言が聞こえたら 「出禁です」 それでもコーヒーは出てくる [Bridge] 気まぐれにマスターが出した コーヒー後のまかないを 夢中になって食べた 生きている気がして ちょっと泣いた Tears, idle tears, I know not what they mean. コーヒーじゃお腹は膨れないよなぁ [Chorus] 今日のかなしいこと たのしいこと 全部飲み込んで ブラックで良いから シュガーもミルクも要らない カップに黄身(きみ)が付いた それだって悪くない 去り際に泣いたって伝えたら 「出禁です」 穏やかに日々は回る


