桜色の朝に 心がほどけてく まだ知らない自分を 光が染めていく 淡い桃の空 息を深く吸い込んで 今日という絵の具を ひとつ落とした 何色にもなれないままで それでも わたしはここにいる 咲いては散る 花のように 色を変えても わたしはわたし 紅も 藍も 群青も すべてがわたしの中にある 混ざり合うほどに 強くなる 向日葵の黄色が まぶしすぎる午後 立ち止まる影さえ 笑い飛ばしていく 揺れる秋桜の紫に 少しの寂しさを 椿の赤が 優しさに変えていく 色の無い日々にも 意味がある それを塗るのは わたし自身 咲いては散る 花のように 色を変えても わたしはわたし 朱も 緑も 白も黒も 矛盾のまま抱きしめよう 滲むほどに 本物になる 誰かの色に染まらなくていい 混ざりながら生きていけばいい 世界はきっと灰色じゃない ただ見つけていないだけ 咲いては散る 花のように 色を変えても わたしはわたし ひとひらの夢を乗せて 明日を塗り替えていく この手で描く 無限の色で