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花になるまで

V6-MINI

花になるまで 静かな朝 土の匂い 名も知らぬ風が頬を撫でる 終わりと呼ばれた その場所で 小さな芽が 目を覚ました 誰かの涙が 染み込んだ大地 それでも 空は青いまま 死は眠りのようで 夜に溶ける影 怖れるほど近くもなく 遠すぎもしない いつか私は 花になって ただ揺れている 咲いて 散ることさえ 美しいと知りながら 名前を失くした 記憶たちが 光の粒になって舞う 終点のはずの この場所は 始まりに似て 優しい 線を引くのは いつも生きた者 境界は思うほど高くない 死は扉のようで 音も立てずに 閉じたのか 開いたのか わからないまま 私はまだ ここにいて 向こうを見てる 枯れることを知って それでも咲く花を 嘆きも 祈りも 風に預けて 終わりを 責めないで 形が変わるだけ 死は静かな輪郭 輪郭だけの真実 触れられない距離で 光を映す いつか全てが 花になる 土に還って 生きた証さえ 香りとして残して 散ったあとの世界も きっと 優しい