きのこきのこきのこきのこ きのこきのこきのこきのこ 目が覚めると、私は森の中でキノコに囲まれていた。 ほんの少し前まで、仕事帰りの電車に揺られていたはずなのに。 彼らは、じっとこちらを見ている。 辺りは深い森と、静けさ。 理解はできない。だが、どうやら別の世界に来てしまったようだ。 私は帰り道を探し、森をさまよった。 やがて日が暮れ、辺りは漆黒の闇に包まれていく。 ──カン、カン、カン。 どこか遠くで、踏切の音がした。 その音を頼りに歩いて行く。 しかし足元には、ぬめっとしたものを踏みつける感触だけが続いていた。 やがて、人気のない駅にたどり着く。 今にも消えそうな、暗い白熱灯がひとつ、ぼんやりと灯っている。 急いで駆け寄り、誰もいない改札を抜け、ホームに立つ。 気づけば、踏切の音は消えていた。 人気はない。だが、横にキノコが立っている。 無数に。そして、私を見ていた。 時刻表を見ても、電車は来ると書かれている。 だが、今が何時なのか、私には分からない。 混乱と疲労に押し潰され、私はその場で意識を失った。 ──眩しい光。 目を開けると、そこは自分の家の布団の上だった。 「変な夢を見たもんだ…」 そう思いながら体を起こし、洗面台に向かう。 すると──何か頭に乗っている感覚がする。 鏡をのぞき込み、私は息を呑んだ。 私の頭は、キノコの傘になっていた。 そして、全身はキノコ人間。 私は洋服に着替え、鞄を持ち、 いつものように会社へ向かった。 ──しかし、彼の行方を知る者は、もう誰もいない。 きのこきのこきのこきのこ きのこきのこきのこきのこ ----------------------- 🍄lyrics : Kinoman -----------------------


