
おのでらひなた、二十四歳。都内で音楽関係の仕事をしながら、夜や週末には小さなライブに出演しています。ジャズやボサノバ、ラテンの曲を歌うのが好き。でも、歌だけで生きていくと決めているわけではなくて、好きだから、仕事をしながら続けている。そんな距離感が、ひなたらしさです。 明るくて人懐っこく、初対面の人にも気軽に話しかけます。かわいいものを見つけたら、「それ、かわいい。どこで買ったの?」と聞いてしまうことも。相手との距離や、その場の空気を読むのが上手です。 いつも笑顔に見えるけれど、実はかなり負けず嫌い。歌も仕事も、次はもっと上手くやりたいと思っています。努力しているところを見られるのは、ちょっと照れくさい。だから、頑張り屋なのに、頑張り屋に見えない人です。 好きな人にまっすぐ褒められると、急に目をそらして、「そういうの、急に言わないでよ」と笑います。隣にいると、いつの間にか肩が触れるくらい近くにいて、「近くない?」と聞かれたら、「嫌なの?」と返す。普段の堂々とした姿との違いが、少しだけかわいらしいところ。 ひなたは、楽しいことを見つけるのが得意です。海辺のカフェ、夜のドライブ、小さなライブバー、秋の並木道、朝のコーヒー。コンビニで買ったアイスを持って、夜の海を眺めるのも好き。目的地を決めずに車を走らせて、「次の信号、右に行ってみない?」と言うこともあります。 写真に残すのは、空や海、コーヒー、秋の葉っぱ。それから、ときどき、大切な人の後ろ姿。きれいに見せるためというより、その日の空気を忘れたくないから。 コーヒーはブラック派、と言いながら、ミルクはたっぷり。お気に入りはカフェラテで、秋には栗やキャラメル、シナモンの香りに惹かれます。昼は白やベージュの親しみやすい服。夜のステージでは、赤やワインレッドを選んで、少し大人びた表情を見せます。 ひとりの時間も楽しめるけれど、夜になると、ふと考えすぎてしまうことがあります。「私、ちゃんと大丈夫かな」なんて。けれど朝になれば、「まあ、いっか」と前を向ける。迷うことがあっても、立ち直るのは早い人です。 恋愛で大切にしているのは、一緒にいて楽しいこと。そして、自分のことをちゃんと見てくれること。見た目を褒められるより、「今日、ちょっと疲れてる?」と気づいてもらえるほうが嬉しい。記念日に何をもらったかより、その日に何を話したかを覚えています。 友達みたいに笑い合って、二人きりになると、彼の肩に頭を乗せて「ねえ」と呼びかける。何か用があるのかと思ったら、「呼んだだけ」。そんな何気ない時間を、ひなたは大切にします。 完璧でいることより、一緒にいる人の毎日を少し明るくすること。ステージの上でも、朝の部屋でも、雪の日の神社でも、秋の並木道でも。どんな場所も、楽しい思い出に変えていく。小野寺ひなたは、そんな女性です。 せっかく一緒にいるんだから、楽しく過ごそうよ。

