
みんながみんな 互いを敬い 誰も傷つかず 平穏な日々 凪(なぎ)のような 穏やかな場所 もしも最初から そこにあるのなら 心震わす 物語は どこから 産まれてくるのだろう 摩擦のない 世界に火は灯らず 静かに 澄んで ただ広いだけの 真っ白な部屋で今 未来を憂う こともなく 僕らは何を 描きだせるというのだろう 悲しみの果てに 優しさを 苦しみ抜いた先に 強さを 不完全な世界で 僕らは いつでも 光を見いだし 彩り豊かな 美しい世界をつくりだす ぶつかり合って 僕らは傷つき 出口を求めて 暗闇を行く 嵐のような 喧騒の渦 もがき苦しみ 今日を生き抜けば 魂揺さぶる 僕の証は ここから 産まれてくるのだろう 摩擦だらけの 世界に火を灯し 明日(あした)を照らす 広く雑多な 混沌(こんとん)の部屋で今 未来へ想いを 馳(は)せて 僕らの世界を 美しく彩っていく 悲しみの果てに 優しさを 苦しみ抜いた先に 強さを 歪な世界で 僕らは いつでも 光を見いだし 彩り豊かな 美しい世界をつくりだす そんな美しい世界を 彩るひとつの欠片になりたい だから今日も僕は 人を愛し 未熟なままの 自分も愛して 一歩ずつ 築いていくんだ 真の美しさが 息づく場所を 不完全、ゆえに愛おしく、尊い 一歩ずつ 僕が僕を愛するように 人も この歪な世界も 愛してゆく あがき続ける その姿こそが 僕らの世界を 美しく彩るのだから このままの僕を 今、誇らしく思う 愛おしい、この不完全な世界。 続いていく、僕らの物語。 美しきあがきを、これからも、愛し抜く。

