
風が先に 走ってゆく 朝の道へ 川沿いの道を 風を追いかけ 水面に映った 空が揺れている 桜の木陰を 抜けてゆくたび 葉の間を光が ちらりとこぼれる 頬を撫でてゆく 少し冷たい風 遠くの雲まで 流れてゆく ペダルを踏めば 景色が動き出す 今日はどこまで 行ってみよう 風が先にゆく 僕はあとを追う 青い空の下 どこまでも行けそう 風が先にゆく 草原を揺らして トンボがひとつ 道を横切った 土手の向こうには すすきが揺れてる まだ夏の熱を 少し残したまま 川面を渡った 風を追いかけて 遠くの景色を 眺めながらゆく 雲の影が 水面をすべって 知らない場所へ 続いていく 急がなくても 道は続いてる 風の向くまま 走ってみよう 風が先にゆく 僕はあとを追う 光る水面と 広がる空の下 風が先にゆく すすきが手を振る 今日の景色を ひとつずつ拾う 少し遠くまで 行ってみようか 曲がった道の先 何が見えるかな 風はいつだって 僕より先に まだ知らない景色を 見つけている 風が先にゆく 僕はあとを追う 川沿いの道を 光の中へ 風が先にゆく 空まで続くように 今日という道を どこまでも走ろう 風が先に 走ってゆく 僕もゆっくり あとを追う

