掠れた インクの跡 君の名前が 滲んでる 閉じ込めたはずの日々が 風の中で 揺れる 触れたそばから 解けるように 言葉だけが 零れた 夜の底に沈んだ「さよなら」 消えかけの 星の声 残る温もり 探してた 君のいた 夏の記録が ひとしずくの 歌になった 壊れた ラジオのノイズ 君の声だけ 聞こえない 振り向いた 先にあるのは ただ 幻だけ 眠れぬ街に 独りきり あの日の風を 探してた 忘れたい 忘れない 夏の跡 二人の物語 さよなら 音の無い 星の声 消えた温もり そっと置いた 君といた 夏の記憶が 独りきりの 夜に溶けた 今でも君が そこにいる気がした 秒針の音が 薄れる夜に