血の彩も(ちのいろも) 忘れ果てたる(わすれはてたる) 春の宵(はるのよい) 君を斬りし日は(きみをきりしひは) すでに…幽けし(すでに…かそけし) 面影を(おもかげを) 求め斬れども(もとめきれども) 皆違い(みなちがい) いずれの命も(いずれのいのちも) 君には(きみには)非ず(あらず) 散り際を(ちりぎわを) 美と為すごとく(びとなすごとく) 願う夜(ねがうよる) 刃に宿るは(やいばにやどるは) 見知らぬ貌のみ(みしらぬかおのみ) 白粉に(おしろいに) 血を重ねつつ(ちをかさねつつ) 冬の朝(ふゆのあさ) 君に似せたる(きみににせたる) 面にて(おもてにて)待てり(まてり)