[intro] [verse 1] 風の音、ひゅるりひゅるりと 森の奥より響きける 狐笑みて、影は踊りぬ 天狗飛びて、空を裂く [spoken word] 「これはこれは、僧殿よ、 いづくへ急ぎ給ふやら?」 狐問へば、僧は笑み 「説法なぞ忘れたるか?」 「されど、おぬしは見えぬもの、 此の手にはかからぬぞ」 「ほほう、狐よ、負けられぬ」 天狗は高らか笑ひけり 「我が風にて僧を攫はむ、 汝の術など幼きわざ」 天狗は言ひて、嵐呼ぶ 狐も笑ひて策を練る [taiko, Shamisen] [interlude] [verse 2] 笛の音高く、舞ひ踊る 鐘の響き、夜を裂く 天狗の翼、空を舞ひ 狐の足音、森を駆く [spoken word] 「僧殿、僧殿、汝の荷、 重くなきや?」天狗問ふ 「我が風にて軽くせむ」 狐もすかさず笑み浮かぶ [taiko, Shamisen] [interlude] [spoken word] 「いやいや、我は欺かれぬ」 「狐も天狗も知りぬわざ」 僧は声高に宣ひける 「されども、この道は険し」 [taiko, Shamisen] [interlude] [spoken word] 「これはこれは、僧殿よ、 いづくへ急ぎ給ふやら?」 狐問へば、僧は笑み 「説法なぞ忘れたるか?」 「されど、おぬしは見えぬもの、 此の手にはかからぬぞ」 [taiko, Shamisen] [interlude] [spoken word] 天狗は翼を広げけり 「されば、空より見定めむ」 狐は地より忍び寄り 「共に僧を惑わさむ」 [chorus] 月昇り、影は消ゆ 僧一人、道を行く 狐と天狗、空と地に 明日もまた、騙されむ よっ、よっ、よっ、よぃ よー、よいよい よっ、よっ、よっ、よぃ よー、よいよい