
(Intro) コンコン、トントン、襖(ふすま)の奥で 小さなトグロが 脈を打つ 「開けちゃダメ」って言われたけれど 神社の娘の 勘が騒ぐの (1メロ) 四百年(しひゃくねん)の 闇を裂いて 現れたのは 赤い瞳(め)の怪異 長い黒髪 ギザギザの歯 息を呑むほどの 巨体の蛇(おろち) ……って、身構えたのに どうしたの? お祓いのポーズに 飛び上がって 「ひゃん!」と鳴いて 小さくなって 部屋の隅っこで 震えてる (1サビ) 大怪異のくせに 臆病で 私の後ろを ついてくる 「寂しかった」って 巨体に戻って のしかからないで 重たいわ! 四百年前に 欲しがった 「花嫁」の代わりが 私なの? ねえミズチ、そんな潤んだ目で見つめないで もう、しょうがないなぁ。 (2メロ) 大学の講義に 行こうとすると 靴下に巻き付く 黒い紐(ひも) お留守番は 嫌いですか 押し入れの主(ぬし)は 甘えん坊 夕暮れ帰り、ドアを開ければ 拗ねてお布団 丸まってる 「他人の匂いがする」なんて ギザギザの歯で 噛まないで(痛くないけど) (2サビ) 神様のくせに 寂しがり 私のあげる ご飯を待つ ゴロゴロ喉を 鳴らしちゃって 見た目とのギャップが ありすぎる! 昔の人は 怖がって あなたをここに 閉じ込めた 本当はただ、手を繋いで 隣にいたかった だけなのにね (Bridge) ねえ、あの時の「約束」は 本当に 呪いだったの? ただの「大好き」が 拗(こじ)れただけの 不器用な 恋の attachments(おくりもの) (Last サビ) 大怪異のくせに 泣き虫で 雷(かみなり)鳴れば 怯えちゃう 私の布団に 潜り込んで トグロを巻いて 眠るキミ 運命の出逢いか 嫌がらせか 狭いアパート 二人きり ねえミズチ、今度はどこにも 行かないから ずっと、ここにいて。 (Outro) コンコン、トントン、胸の奥 二人の時間は 動き出す ギザギザの笑顔が、今日も愛おしい。

