
何度も黙って, あなたのそばに立つ. 振り向くその一秒前で, 息を止めてしまう. 窓辺にこぼれそうな, 小さな「好きです」を. 胸の中で抱きしめて, 今日も飲み込んでる. 毎日, 心はざわめいてるのに. 喉まできた言葉だけが, 震えてほどけてく. 窓の外の風が, 私の名をさらって. 勇気は指のすき間から, 砂みたいに落ちていく. あと一歩, 近づけたなら. 世界さえ変えられそうなのに. 本当はあなたが好きなのに, あなたは気づかない. 私の心はもう全部, あなたで埋まってる. どうかこれ以上, 遠くに行かないで. 願いはただひとつだけ, あなたが私を愛してくれますように. 視線をそらして, うつむくたびに. あなたの背中は, 少しずつ霞んでいく. ひとり, 風の中でほどける夢のように. 触れられない想いだけが, ここに取り残される. 笑顔の裏側で, 小さな不安が. やさしい愛のかたちを, 痛みに変えてしまうけど. それでもあなたの残した足跡だけ. 消せないまま, 目で追いかけてる. こぼれた言葉たちは, 夜の海に沈んで. 星に紛れた願いだけが, 空で震えてる. それでも胸の奥深く. あなたの名前を探してしまう. 本当はあなたが好きなのに, あなたは気づかない. 私の世界はもう全部, あなたで回ってる. どうかこれ以上, 遠くに行かないで. 震えるこの両手ごと, あなたが抱きしめてくれますように. 夜の静けさに, ふたりの夢は眠る. 過ぎていく季節を, ひとつずつ見送っても. いつかあなたが振り向くのなら. 私はここで, 永遠さえ待てるから. 暗闇の中で, 指先が震えて. たった一言だけを描く ―― 「愛してる」と. 本当はあなたが好きなのに, あなたは気づかない. それでも心の全部は, あなたに占められてる. どうかこれ以上, 遠くに行かないで. 最後の願いはいつも同じ, あなたが私を愛してくれますように. 戻ってきて, どうか戻ってきて. 眠れない夜の果てで, あなたを呼んでいる. (愛してる, 愛してる, 今もずっと).

