
マフラーまではまだ早いけど 朝の風が少し冷たい 白い息にはならないくらいの 曖昧な季節の途中 駅前の並木道も ほとんど葉を落として 長かった今年の秋が 静かに終わり始めてる 少しずつ冬が近づく 澄みきった夕方の空 夏の頃より遠くまで 景色が見える気がした コンビニで買ったホットラテ 冷えた指先を温める 忙しない毎日の中で 立ち止まる理由が欲しくなる 去年の私はもっと うまく笑えてたのかな そんなこと考える夜が 最近少し増えてしまった でも 空気が澄んでいる日は 心まで静かになる イヤホン越しのラブソングが 胸の奥に染み込んでいく 誰かに会いたい夜と 一人でいたい夜がある 大人になるってきっと こういうことなのかもしれない 街のイルミネーションが 少しずつ灯り始める 今年が終わっていく音を 風の中に感じていた 十一月の帰り道 見上げた夜空の星 寒さの中で深呼吸したら 少しだけ前を向けた 澄んだ空気の向こうに 新しい季節が待ってる 変わっていく毎日のこと 今なら少し好きになれそう

