天井の低いラボ 二十三時の耳鳴り スパゲッティコードの森で 息を殺してる 気象と宇宙の果て ここじゃ私はエラー 光るモニターの壁 帰り道が見つからない 背後に立つ影 月の仮面(マスク) 冷たいレンズが 私を射抜く 突きつけられた 手の中の「遊び」 「……君だね、これを作ったのは」 Banishment Room 追い出し部屋へ 世界の隅っこ 埃の匂い パジャマの天使が 差し出すプラグ 君と私を繋ぐ 分配器(スプリッター) 言葉はいらない ノイズの向こう 半分ずつの 音楽だけが あんなに怖かった 宇宙(そら)の色を 優しい色に 塗り替えていく どんなメロディか 忘れたけれど なんかいい曲 だった気がする ……なんかいい曲 だった気がする 正解のルートから 弾き出されて ようやく息が 吸えた気がした 難しい数式は もう解かなくていい Banishment Room 追い出し部屋で 秒針の音が 遠ざかってく 片耳ずつの イヤフォンだけで 私たちは どこへでも行ける 気象データも 宇宙の謎も 今の私たちには 関係ないよ 役立たずでいい 不条理でいい 「しょうもない」画像が 私のすべて! Banishment Room 銀河の底で 一本のコードが 命綱になる LとRで 分け合う鼓動 世界で一番 静かな爆音 泣きたくなるほど 綺麗なノイズ ……そう、これが聴きたかったんだ どんなメロディか 忘れたけれど なんかいい曲 だった気がする 目が覚めても まだ鳴っている

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