[Intro] (Fingerpicked acoustic guitar, soft Rhodes, sparse and quiet) [Verse 1] 冬の午後 無人の小さな駅で降りた ホームには 僕ひとりだった 改札を出ると 風が吹いて 駅前の旗が 大きく揺れていた [Verse 2] 稲を刈ったあとの田んぼが 線路の向こうまで続いていた 細い用水路には 枯れた草が倒れている 遠くを走る軽トラックが 交差点を曲がって エンジンの音だけが しばらく残った [Verse 3] 道の脇に 小さな無人販売所 木の棚には 何も置かれていない 色の褪せた値札が 風に揺れている その横を抜けて 田んぼの道を歩いた [Instrumental] (Fingerpicked guitar and Rhodes, brief open space) [Verse 4] 空を見上げると 雲の切れ間から 何本もの光が 地面まで伸びていた 雲が流れるたび 光もゆっくり動いて 枯野の向こうへ 渡っていった [Verse 5] (Gradually warmer and more spacious) 光の筋が 遠くの山にかかると 山の斜面だけが 明るくなった 手前の田んぼには まだ雲の影 風が吹いて 枯れ草が一斉に揺れた [Verse 6] (Drums become sparse again) 自転車が一台 向こうからやってきた すれ違うとき 軽く頭を下げた 振り返ると 自転車は小さくなって やがて駅の方へ 見えなくなった [Outro] (Fingerpicked guitar and Rhodes only) 帰り道 もう一度振り返った 雲はさっきより 遠くへ流れていた 枯野はまだ 薄暗いまま 遠くの山には まだ日が当たっていた (Quiet instrumental ending)


