
合唱曲「銀河鉄道」
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V6
夜の果てから風が乗りこむ 時刻表のない宙へ 切符は祈り 指先で小さく折れて 車窓は記憶 ふっと息かけるたび 擦れ違う影が合図のように揺れて 一駅分の物語が 生まれては消える 一度限りの灯が 瞳に点る 無常の旋律 心拍に重なって 銀河鉄道よ 今、夜を越えて 名もなき想いを 線路に編んで 出逢いは星座 別れは余白 それでも進む 光のまにまに ポケットの小銭が 軋みと和音を創り 見知らぬ笑いが 席をまたいでうつる アナウンスは風 次の夢を告げるだけ 行先表示は誰にも読めないまま あなたの孤独が わたしの静けさに触れて 星の点字で 互いを読み取る 一瞬だけ交わる 軌道と軌道 その重なりこそ 永遠のかたち 銀河鉄道よ ためらわないで 涙の粒を 信号に変えて 手放すたびに 手に入るもの 別れの先にも 始まりの息 銀河鉄道よ 忘れないで 瞬きの間に 世界は生まれ変わる 終点はない ただ朝が来るだけ ドアが開くたび 光が乗りこむ また会えるだろう どこかの宙で 同じ星図の 別のページで


