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EVER BLUE

V6

白いシャツの背中 潮風が抜けてく まだ誰も 帰ろうと言わなかった 坂を下る自転車 ブレーキが鳴って 自販機の影 ソーダを回した 赤い橋の手前 じゃんけんで負けて 自転車を押す君を みんな置いてった 何がそんなに おかしかったんだろう そこだけ今も 思い出せない 海沿いを走って 窓は開けたまま 風に消えた声を 聞き返さなかった 島の向こうまで まだ青かった 今日が終わるなんて 誰も知らなかった 細い瀬戸を 小さな船が抜ける 赤い橋の上 みんなで手を振った 向こうも手を振って それだけで笑って 誰が先に気づいたか また言い合ってた 何がそんなに 嬉しかったんだろう それだけ今も 忘れられない 遠くの雲 夕立の匂い 降るかなって 誰かが笑った 海沿いを走って 髪は濡れたまま 助手席の瓶が 小さく揺れていた 西の空だけ まだ明るかった 帰る場所なんて 考えもしなかった 赤くなる海 黒くなる島 遠くの船 光る窓 笑い声だけ 耳に残って 信号が変わる もう少し 走ろう 海沿いを走って 窓を開けてみた あの日みたいな風は どこにもなかった 島の向こうへ 夕陽が落ちてく 何を話してたのか 今も思い出せない 赤い橋の向こう 船が一隻 あの日の僕らは たぶんまだ 笑ってる