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ホタル

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V5.5

君は忘れるだろう 砂に書いた約束のように 時は緩やかにすべてを変える 僕は忘れるだろう 地図にない街の路地裏で 彷徨い続けている自分を 虹色の空に焦がれ 瑠璃色の道を探して 擦り切れていくふたり 迷子のままひとり 灰色の空の下で 灰色の道をみつめて 行き場のない言葉を ため息で溶かした 君は忘れるだろう 色褪せてくシャツのように 夢は心を洗い流す 僕は忘れるだろう 自分の色がどんなだったか 周りの色に溶け込みながら 虹色の空に焦がれ 瑠璃色の道を探して 擦り切れていくふたり 迷子のままひとり 灰色の空の下で 灰色の道をみつめて 行き場のない言葉を ため息で溶かした 君は振り向くだろう 不意に名前を呼ばれた気がして 僕も振り向くだろう お互いもう何の意味もないのに そこには誰もいないのに はじめから何もなかったように 微かな痛みも 彷徨う理由も なぜかはもうわからない 歪んでしまった 歪めてしまった 灰色の世界の向こうには何もない あるのはその内側で けして交わらない二つの点 消えていく 明滅するひとつの点