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緋色の檻【曼珠沙華】

V6-MINI

赤く染まる影 足元で揺れてる 葉を忘れた花が 季節の淵で笑う 誰も触れられない 冷たい記憶の刺(とげ) 私とあなたの間に 引かれた境界線  想うほどに 遠ざかる透明な指先 「また会える」 その言葉だけが 嘘みたいに残ってる 赤く、鮮やかに、狂おしく咲く  朱(あか)に染まる世界で あきらめを抱きしめた 忘れられない記憶だけが 私を刺し続ける 二度と戻らない季節の果てで 叫ぶ声は 風に消えていく 届かない あなたへ  影を踏む音が 夜に響いてる 途切れた糸の先 誰もいない場所 「情熱」なんて名付けられた痛みが 胸の奥で 静かに芽を吹く 凛と咲く緋色(ひいろ)の檻で 私は独り立ち尽くす 想うのはあなた一人 叶わない願いを乗せて すれ違う時間(とき)の隙間で 咲き誇れ 悲しみの花よ もう、振り返らない