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おかあちゃんのカレーライス ( Mama, I miss you ) / LIVE

[Intro] [Spoken] みんなにも、思い出の味があるよね 先日、母のお墓に行って歌ってきました 聴いてください... [Verse 1] 小さな鍋で 玉ねぎ炒めて 焦がさないように 弱火でゆっくり レシピサイトの 写真の通りに 真似をしてるのに 何かがちがう 鼻の奥まで 湯気がしみこんで 胸のいちばん 古い部屋がひらく [Chorus] おかあちゃんのカレーライス 泣きはらした目で かき回してた 隣の部屋で 皿が割れる音 テレビのボリューム 無理やり上げてた もう戻れない 台所の影 甘くて苦い 茶色い海の匂い いまのわたしの 指先には まだ届かない あの味 [Verse 2] 鍋のふちには こびりついたルウ 給料日前の 水っぽい夜 知らない香水 しみついたシャツ 洗いながら目を そらしてたひと 「おとうちゃんはね 仕事が忙しい」 そんな嘘さえも 飲みこむ背中 [Chorus] おかあちゃんのカレーライス 青あざ隠した 長袖の手首 「早く食べな」って 笑ってみせるたび スパイスよりも つよい哀しみ わたしの舌は 覚えてるのに 手順どおりじゃ 作れないものがある やさしさと悔しさ 混ざりあってた あの夜の 煮込み時間 [Bridge] レシピには書いてない 隠し味たち ため息ひとつ 塩ひとつまみ 誰にも見せない 涙ひとさじ わたしにはまだ 真似できない魔法 ひとりのキッチンで 鍋を見つめて 「ねえ どうしてたの」と 問いかけてみる [Final Chorus] おかあちゃんのカレーライス あの日のわたしを 抱きしめる匂い 幸せなんて どこか遠いままでも それでも明日を 生きさせてくれた もう触れられない その手のぬくもりを 立ちのぼる湯気に まだ探してしまうけど わたしがわたしを ゆるせるように 今夜もひとり カレーを煮込む [Outro] いつか誰かが ふと懐かしく 思い出すような 家の味になれたら その中に少し あなたがいてもいい? ぐつぐつと鳴る この鍋の底に 沈んでいるのは 泣き笑いの日々 届きそうで 届かないままの おかあちゃんの カレーライス [End]