Song Cover Image

うさぎの 落語「あたまやま」②

+ Show full styles
V4.5-ALL

[Intro: Soft acoustic guitar strumming, Gentle rustling of cherry blossom leaves, Sound of a single water droplet "Plop", Calm cozy atmosphere] (むかしむかし、あるところに、とってもケチなウサギさんがおりました。 ある日、大好きなさくらんぼを、もったいないからって種ごとゴクリと飲み込んでしまったのです。 すると次の春、どうなったと思います? ……なんと、ウサギさんの長い耳のあいだから、小さな桜の芽がひょっこり顔を出したのです。) [Verse 1: Calm poetry reading, Soft rhythmic Shamisen plucking, Warm storytelling] 桜の木はまいにち、すくすくと育ち、ウサギさんの頭の上で見事な満開をむかえました。 それを見つけた森の動物たちは、さあ大変。 「おい、あそこのウサギの頭、桜がきれいに咲いてるぞ!」って、みんながゴザとお酒を持って集まってきた。 なんと、頭の上でドンチャン騒ぎ、お花見が始まっちゃったのです。 タヌキさんは酔っ払って千鳥足、キツネさんはカラオケで大熱唱。 ウサギさんは重たいし、うるさいし、頭が痛くてたまりません。 「もう、うるさーーい!」 怒ったウサギさんは、頭の桜の木を、根っこからズボッと引き抜いてしまいました。 [Chorus: Gentle acoustic melody, Sweet clear vocals, Melodic and warm] あたまの上に咲いた、小さな春のまぼろし。 みんなが笑って、みんなが踊る。 ケチなウサギの、まじめで可笑しなひとりごと。 [Bridge: ASMR focus, Soft sound of spring wind blowing, Gentle dripping of rain water, Whispering softly into both ears] (木の抜けたあとにはね、ぽっかりと大きな穴があいて、そこに雨水がたまって池になりました。 (今度はその池に、フナやドジョウが住みついて、森の動物たちが魚釣りにやってきた。 (お池のまわりでワイワイ、ガヤガヤ。 (ウサギさんはもう、すっかり困り果てて、ぐるぐる考えちゃったのです。 (「ああ、自分の頭の池に、自分で飛び込んで消えちゃいたいなぁ」って。 ふふ、おかしいね。) [Verse 2: Soft spoken word, Narrative focus, Light comedic timing] 自分の頭の上の池に、自分が飛び込むなんて、そんなことできるわけないって思いますよね? でも、ここは不条理な落語の世界。 ウサギさんは、よっこらしょ、と自分の頭の池に、ドボーーーンと飛び込んでしまいました。 それからどうなったかって? ウサギさんは、自分の頭のなかに、すいこまれて消えちゃった。 あとに残されたのは、静かな森にぽつんと浮かぶ、誰もいないウサギの頭の、静かなお池だけ。 人間も、動物も、こだわりすぎると自分の頭の中に溺れちゃうっていう、お裁き(おさばき)なのかもしれませんね。 [Outro: Acoustic guitar fading out slowly, Gentle water ripple sound, Warm final whisper] (お話はおしまい。 みなさんも、美味しいものを食べるときは、種を飲み込まないようにお気をつけくださいね。 頭の上に、あなただけの賑やかな街ができてしまう前に。 それでわ、おアトがよろしいようで。ごきげんよう、さようなら [End]