「今日はこの素敵なイベントに足を運んでくれてありがとう!」 「これからお届けするナンバーは雨晴」 「すれ違いの毎日の中でも…」 「強い絆で結ばれているふたりに捧げます」 あの丘で待ってるふたりがいた ひとつ雨宿りしていこうか 燐光が呼んでる 雨はいつやむのだろうか ここから 眺めていた 君は覚えているだろうか 昏い空に咲いた光の花 ねえ こんなにも綺麗なのに あの時のふたりに 余韻が絶え間なく降り注いで 心の隙間を埋めていく 寄せては返す 光と薄霞 全ての音を攫っていく はるかに見下ろす街は 鮮やかな七彩に包まれ 人の波が揺れている この夜を越えてなお 揺れている いつも そういつも 気づくのは遅すぎた 「ごめんね」  「いいよ」 あの光は近くて遠くて 咲いて 咲き乱れて 咲き乱れて 昏い空を彩った ふたりの今を照らして 咲いて 咲き続けて どうかこのままずっと ふたりの心を照らして まだそこで待っていた まだ雨宿りしていた でもそろそろ歩き出そうか 雨はいつかやむ  「ほらやんだ」 この丘から 光の粒がふたりに降り注いで この隙間を埋めていく 寄せては返す 光と薄霞 全ての音を攫っていく 音はあの丘を飛び越えていく 澄み渡り また 響き合う いつも そういつも でも気がついていた あの光は遠くて近くて 咲いて 咲き乱れて 咲き乱れて 昏い空を彩った ふたりの今を照らして 咲いて 咲き続けて どうかこのままずっと ふたりの心を照らして 「咲いて 」 咲き乱れて 「咲いて」 咲き乱れて ふたりの心を彩った あの丘で佇む影を 咲いて 咲き続けて ふたりの隙間を埋めた あの丘で揺れる影を 消え残り 烟る霞が 夜に溶ける 人の波はやがて静まり… ありのままで そのままで ふたりは濡れたままで 歩いていく ありのままで そのままで ふたりは照らされて 歩いていく 「どうか 二人の歩む先に 温かな光が差し込みますように…」