
[Verse 1] 丑三つ時 鉄の道を風わたる 濡れし小路に灯火ゆらぐ 耳当ての奥 白き砂舞いて 遠き森の気配 かすかに満つ 手のひらの小さき天を覗けば 果てなき夜の影のみ流る 街路のもとに苔 星を結び 見慣れし景色 ゆるやかに歪む [Pre-Chorus] 羽音交じりのかすかな響き 遠き緑の息吹満ちて 静かなる風 街をわたれば 忘れし記憶 淡く滲みぬ [Chorus] 忘れし景色 いま還る 石と鉄の下にも森眠る 根 大地の脈を伝いてゆく 灯の海に沈みし月を拾えば 木々の古き歌 胸に満ちゆく [Verse 2] 割れし路の隙より芽吹く草 名も持たぬ緑 朝を待つ 誰も知らざる小さき移ろい されど街の色 僅かに変わる 高き建物の間を風抜け 古き季の影 静かに揺れる 忘れられし鳥の名を 道辺の木々 そっと運ぶ [Pre-Chorus] 閉ざされし感覚の戸開き 眠りし時の流れ目覚む 冷たき都市の鼓動の奥に 幾千の春 息づき始む [Chorus] 眠りし景色 いま揺らぐ 鉄路の響きに森目覚め 光る印の影 胞子舞う 灯の空にも星の残されて 我 木々の夢を歩みゆく [Bridge] 夢路の果て 古き大樹あり 年輪の奥に海眠る 未だ名なき時代の記憶 樹の雫となり流れゆく その枝にそっと触れし時 街と森との境 解けたり [Final Chorus] 石と鉄の下にも森生きる 我ら その記憶の継ぎ手なり 耳当てを外せば風流れ 暁の街に新たな葉芽吹く

