
騒いだ夜も 笑った朝も 過ぎれば淡く 霞む彼方へ 壊した街も 拓いた道も 振り向くたびに 遠のく記憶 赤く燃えた 拳の熱も 青く揺れてた 切札の影も いつかは消える いつかは褪せる それでも胸に 残るものがある 風が吹けば 花は散り 月が沈めば 夜は明ける 栄えた宴も いつか終わり 騒いだ声も 静寂に還る 「もう十分だ」なんて笑って 「まだ足りねぇ」と笑い返して 最後の最後 その瞬間まで 俺たちは俺たちでいよう 退けば老い 臆せば死ぬ それが俺たちの 生きた証 逃げれば終わり 怯めば終わり ならば最後まで 笑っていろ 赤き必然 蒼き奇跡 燃え尽きるまで 駆け抜けろ 宴は終わる 夜も明ける だからこそ―― 今を生きろ 怠けた日々も ふざけた日々も 思えば全部 宝物だな 面倒ごとは 踏み倒して 決まりごとなら 蹴り飛ばして 殴って笑って 笑って殴って 転んで起きて また笑って くだらぬことに 命を懸けて くだらぬことを 誇りに変えて 赤い炎が 夜を裂いて 青い光が 空を描いて 一つの道を 二つで支え 二つの命を 一つに重ね 必然なんて 後から来る 奇跡なんて 起こしてみせる そう言いながら 並んで歩いた あの日の背中が もう遠い もしも明日が 来ないとしても 悔いはないと 言えば嘘になる もっと笑いたかった もっと遊びたかった もっと―― お前と くだらないことを したかった だから最後に ひとつだけ 俺たちの宴を 最高のままで 終わらせよう 退けば老い 臆せば死ぬ 最後の瞬間まで それでいい 恐れも悔いも 抱えたままで それでも前だけ 向いていろ 赤き必然 蒼き奇跡 二つの命が ひとつになる 紅必蒼奇―― 必然なる奇跡を 最後に起こせ 赤い火が消え 青い火が消え 笑い声だけが 夜に残る 宴は終わる 宴は終わる けれど―― お前の中で 俺たちは生きる。

