君は言う 「あいつが悪い」と 財布を拾わぬ手も 嘲笑も 全部 全部そいつのせいだと 白昼夢みたいに責任を投げる 対の耳で囁く影が 正しさを演じる でも待てよ 君の掌の温度は何処へ? 他人のせいにしても 胸の穴は埋まらない 人の性は生れつきか 環境が磨くか 古い論争が 今日も僕らを揺さぶる 天使のほほえみは偽善か?  悪魔の笑いは真実か? 性善か性悪か 答えは手の中にある 君が取る一歩で 世界の画素が変わる 耳を澄ませ 悪口は時に真理に化ける 耳を澄ませ 悪口は時に真理に化ける 耳を澄ませ 悪口は時に真理に化ける 正しき者は言う「人は本来善なり」 悪しき者は笑う「いや、教えられてこそ人だ」 君はその間(はざま)で 指をこする 嗜虐の黒い蝋が 心の縁に垂れる 「正しい」って誰の辞書のページ? ルールは線引き でも線は消えやすい 偶然に装う出会いは罠か救いか 君は選べるか 手を伸ばすか 目を逸らすか 天使の義憤は優しさか 悪魔の嘘は自由か 哲学の天秤が 今日も壊れかけてる 君が笑えば 世界は許しを学ぶ 目を開けろ 君の罪も誉れも等しく光る 殴れ、って言葉は嘘だ 殴るのは心を突くこと 殴れ、って言葉は嘘だ 問いかけて壊すこと 善も悪も鏡の裏 君が見たいのはどの顔? 恐れずに触れてみろ そこにしか答えはない 彼奴が物を盗むのは空腹の形かもしれない 馬鹿にする声は空洞の合図 誰かの欠片でできてる 「存在価値ない」って言葉に 君はどう応える? 共犯になれ、って誘いは甘い毒だ 守るためという名の加担は 赦しを奪う でも真の拒絶は 裁くよりも問うことだ 君の声が小さくても それが世界を動かす さぁ、天使の悪口を言おう でもその後で手を差し伸べろ さぁ、悪魔の言い訳を聞け その後で自分の胸を問え 性善も性悪も 紙一重の詩(うた)だと知れ 君の一歩が倫理を動かす 君の一歩が歴史を変える 天使と悪魔はいつも君の中にいる どちらかを選ぶのではなく 君が答えになれ