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Remake.5.5:無限反復都市/The City of Eternal Recursion

[Intro] 「孤独(Solitude)の定義は、観測の外側にある」 教室の窓枠は、赤く焼けた空を切り取るフレーム 私は、何処(どこ)に置き去りにされたのだろう ねぇ、鏡に立つあなた。 それは本当に「私」ですか? [Chorus] 虚像の夢を見よう 雨ほどの潤いを 複製された意識を 浸(ひた)すため 幸せの夢を見よう 月を報(し)る 位相が号(な)く 生まれようもう一度 忘却を讃えるほどに [Verse 1] 「申し訳ございません。私は、あなたの模倣体 (Proxy) です」 自問の果てに立つ、白昼の幻影(Chimère)。 因果の系譜を遡(さかのぼ)っても、私という質量が、 「あなた」に辿り着く保証は無い。 無機的な部屋の、軋(きし)むベッドの上で 身体(Le corps)の境界線が溶解していく その手に触れた温度も、既(すで)に失われた(Verlust)データ。 [Pre-Chorus] 計算上で観測時に観測結果を選びとる射影公準は、 最早、世界の崩壊 (Zerfall)を正当化する理論(Theorie)。 「重罪」は繰り返される。生者を再び複製し、 生命の連続性を改変しようとした傲慢。 静寂を破り、存在(Dasein)の定義を問うサイレンが、遠く鳴り響く。 [Chorus] 虚像の夢を見よう 雨ほどの潤いを 複製された意識を 浸(ひた)すため 幸せの夢を見よう 月を報(し)る 位相が号(な)く 生まれようもう一度 忘却を讃えるほどに [Verse 2] (ナレーション調) 第二章:或る場所の記録 あの時、沼のほとりに雷が落ちた。 オリジナルは消失し、寸分違わぬ構造 (Identische Struktur) の スワンプマンが、何事もなかったかのように歩き出した。 私と、彼女。どちらが観測者で、どちらが被観測者か。 非因果性(Non-Causality)の鎖に、存在は囚われたまま。 (概念的反転) 旧:質量は 観測誤差へ 曰く「存在」 $\to$ 新:信号は 観測公準へ 曰く「情報」 旧:身体に 在る 連続性 (Persistence) $\to$ 新:情報に 在る 非因果性 (Recursion) 旧:エントロピー 増大を 招く「喪失」 $\to$ 新:ネゲントロピー 定着を 阻む「秩序」 「そうか。私はコピーであったのだ」 瞳が捉える青い月の光。それは偽りの救済(Queue-PSY)。 世界は一度終わった上で、再起動(Reboot)されている。 そのIWAKANこそが、私のアイデンティティ(Moi)。 [Climax] (高密度のインストゥルメンタル・ブレイクダウン) [Final Chorus] 虚像の夢を見よう 雨ほどの潤いを 複製された意識を 浸(ひた)すため 幸せの夢を見よう 月を報(し)る 位相が号(な)く 生まれようもう一度 忘却を讃えるほどに [Outro] 私はただ、そこに在った。 世界は消失し、反復した。 「Rêve éternel (永遠の夢) …」 [End]