https://x.com/dVGBP2SIqE55447 五月雨 2025 花霞(はながすみ) 駅(えき)の雑踏(ざっとう) 朝もやに 心を濁(にご)し 咲くはずの 夢はどこへ 薄紅(うすくれない) ただ風に散(ち)る 「仕方なし」 と吐く言霊(ことだま) 咲けぬ花でも 咲いたふり 春過ぎて 夏に焦(こ)がれ 汗(あせ)を流しても 報(むく)いはなく 空蝉(うつせみ)の 背(せな)にのせて 叫(さけ)びし声は 誰にも届かぬ 落葉舞う 書類の山に 行く先を 見失(みうしな)いて 色づかぬ 心の奥は 寒風(かんぷう)に 揺れて崩(くず)れる 「やる気出せ」 そのひと言が 紅葉(もみじ)を枯らす 刃(やいば)とも知らず 秋深し 灯(ともしび)消えて 残業の夜(よる)に 月は嘲(あざけ)る 凍(い)てついた 時の檻(おり)に 閉ざされしまま 冬を迎えん 白き息 途切れし夢 手帳の隅(すみ)に 書かれぬ明日 誰のために 生き急ぐのか 年の瀬(せ)の空 ただ蒼(あお)く 四季(しき)巡り 我(われ)はただ 歯車の如(ごと)く 回るだけ 叫(さけ)べども 響かぬ世に 願わくば 君と春見ん 風の声 聴こゆる朝 名もなき日々に 花一輪