
『物語』 夜の隔絶された空間にいばらが這いずり回る。先祖代々呪いは末代へ継承された。異空間に閉じ込められ、迷い込んだ人間を100人取り込むことで呪縛は解かれる。 式神のポンタとヨンタの歌声が校舎に反響し、迷い人を取り込む。痛覚を感じる間もなく安らかに・・・すべては少女ヨナの解放のため。 月明かりが反射し、薔薇の赤みが校舎に伸びる。紅き心の中を見透かすように。 『⭐歌詞⭐』 静まり返る 夜中の校舎 人形が 歌い出す チャイムの残響 閉じた時間 廊下に 影が伸びる 少女ヨナは 椅子に座り 夢と現実の 境目を見る 足元から 這い出る 黒い いばらの意志 押し殺した感情が 今 叫び始めた ゴスロリいばら姫 眠れない夜の中で 壊れそうな心を 誰が 縛ったの 人形が歌う 呪いの旋律 ここは 逃げ場のない世界 ポンタとヨンタ 背後で泣く 赤い瞳が 揺れている 守るためか 縛るためか 分からない その手は 暴走する感情 止まらない 棘の鼓動 「閉じ込めるのは 世界か それとも――私?」 ゴスロリいばら姫 檻の中で目を覚ます 校舎が 牙を剥き 出口を 隠しても それでも 進め この呪いを 踏み越えて ヨナは 問いかける 自由は まだ ここにあるか


