Song Cover Image

雨はむかしを知らない☔

V6

[Intro] 風がひとつ 木々を抜けて 名前のない夜を 少し揺らした [Verse 1] コンビニの灯り 午前二時 眠れない街を 月が見てる イヤホン越しの 電子音 雨雲レーダー くるくる回る 「あと十分で 降るでしょう」 そんな予報を 指で追って ふと見上げた 鳥居の向こう 雨がひと粒 落ちてきた [Pre-Chorus] 石段に残る 雨の跡 誰かの足跡 誰かの願い 鳥居をくぐれば 街が少し 遠くなる 昔の人も こんなふうに 空を見てたのかな [Chorus] 「コンコン」 ねえ、あの人は 何を見ていたんだろう? 「コンコン」 ねえ、あの頃 何を怖がってたんだろう? 山を見て 手を合わせた 雨に濡れて 笑ったのかな 「ひらり ひらり 」 時代を越えて 同じ風が 頬をなでる [Verse 2] 通知の光が 頬を照らす 世界中の声が 手のひらにある 降水確率 雲の動き わからないことまで 数字になる それでも稲穂が 波打てば 誰かは空に 礼をした 雨が続けば 手を合わせ 晴れればまた 種を蒔いた [Pre-Chorus 2] 風に名前をつけた人 雨に意味を見つけた人 畏れて 祈って 祭って それでも朝には 飯を炊いた [Chorus 2] コンコン ねえ、聞こえる? 遠い昔の あの声が コンコン ねえ、ほんとに 私たちとは 違うのかな? 山を見て 立ち止まって 雷が鳴れば 空を仰いで ひらり ひらり 時をまたいで 同じ世界で 息をしてる [Bridge] 名前をつければ 少しだけ わかった気がして 測って 数えて 明日の雨を 待っている 科学でわかること 数字にならないこと どちらも抱えて 今日を生きてる 昔の誰かも きっと空を見上げて わからないまま 火を灯した [Drop Chorus] 「コンコン」 ねえ、なんで? 知らないものほど 気になるの 昨日の誰かが見た空を 今日の私も 見ている [Final Chorus] 「コンコン」 ねえ、あの人も こんなふうに笑ったのかな? 「コンコン」 ねえ、あの頃も 誰かが誰かを 想ったのかな? 山を見て 手を合わせた 雨に濡れて 笑ったように 「ひらり ひらり 」 時代を越えて 同じ風が 頬をなでる 呼び方が変わっても 見つめ方が変わっても 雨も 山も 稲も 風も 今日の私の そばにある [Outro] コン、と小さく 夜のどこかで 誰かが扉を 叩いた 振り返ったら―― 風がひとつ 木々を抜けて ひらり。