
夏の風を蹴って 草の波に飛び込む 誰も気づかぬ場所で ぼくの世界は広がる 靴音が近づいても 逃げるだけがすべてじゃない 小さな影が映す 青空のかけら ひとつひとつ 跳ねるたび 見えなかった道が生まれる バッタみたいに 跳ねろ 跳ねろ 枠の向こうへ 届くまで 誰かの地図の外で 風にまかせて生きていく バッタみたいに ただ真っすぐ 緑の中で笑えばいい 同じ空の下で それぞれの鼓動 日差しに照らされて 翅の音が響いた 群れを離れたとしても 孤独じゃないんだ 足元の草の匂い 季節の色をまとって 今日の命を燃やす それだけでいい 遠く誰かが呼んでも いまはまだ ここで跳ねていたい バッタみたいに 跳ねろ 跳ねろ 誰かの声に惑わされず 短い夏を駆け抜けて その先の風をつかむ バッタみたいに ただ真っすぐ 届かなくても構わない 生きてる音がすれば それでいい 草原を渡る風 ぼくを包んでいく 見えない明日へ跳ねたら そこが始まり

