[Verse 1] 生まれて初めて 富士山に登る 朝 まだ暗い部屋で スマホを開いた Googleマップのルートをなぞり ガイドブックの端を 何度も折った ここを曲がれば この山小屋 ここで休めば 夜明けに間に合う 画面の中の富士山は 答えを知ってる みたいだった リュックに水と上着を詰め 新しい靴ひもを 強く結んだ 少し怖くて 少し嬉しくて 胸の奥だけ 子供みたいに騒いでた [Verse 2] 地図を見れば 行けると思った 本を読めば 分かると思った 誰かが書いた 正しい道をたどれば 頂上へ着けると 信じてた [Chorus] 登れ 登れ (登れ! 登れ!) この坂 進め 進め (進め! 進め!) 前を見ろ まだ答えは なくていい 俺の神様 何も言わない ただ大きく そこにいる 願いを投げても 風が頬を 撫でるだけ まだ俺は 知らなかった 道は足で 覚えることを [Verse 3] 登り始めて すぐに分かった 地図の線ほど 真っ直ぐじゃない 滑るざれた道 転がる小石 霧は流れ 雨が染みて つま先から 体が冷える 薄い空気に 息が上がる (なんだよ 神様 聞いてないぜ) だけど その雨を待っていた人が 麓の町にいる 俺に辛い この雨も 誰かにとっては 恵みになる 雨は ただ雨として降る それが自然の 道なんだ 休むか 進むか 戻るのか 決めるのは 俺の足だけ [Verse 4] 風が吹いて 膝が揺れる(prrrr) だけど雲の裂け目に 覗く満月 火は森を焼く だけど飯も炊く 海は命を呑む だけど恵みもくれる 山も同じ 優しくはない ただ大きく そこにある [Bridge] 夜明け前 白い息を吐き 星だけが やけに近くに見えた 御来光は 画面の中の 色じゃなかった 黄金の光が 雲の海を溶いて 静かに 世界を染めていく [Chorus][Rap Style] 登れ 登れ (登れ! 登れ!) 自分で決めて 進め 進め (進め 進め) 富士の道 今日も 自分の足で行く [fast-paced Japanese rap] 山に登って やっと知った 日本の神は一人じゃない 山も 川も 雨も 風も 火も 海も 石も 道も すべてに宿る 不思議な けhaい 安らぎの日も 荒れる日も すべてが世界のありのまま あっちがいい こっちが正解 その真ん中で 自分の足で 道を選んでいく [Outro] 富士は 答えをくれなかった だから自分で決めて 歩いてる 富士山は何にも教えてくれはしない ねぇ 富士山 ここから下っていく俺を ただ見守っていてくれよ