
陽炎の街 弾く火花 痺れた指で なぞりながら 燻る導火 見つめていた 誰も知らない 朝へ 薄れゆく輪郭を 繋ぎ止めるように 狂い出した秒針 ぜんぶ灰にして いま—— 閃光の朱よ 夜を焦がせ 綻んだ声 宙を舞う 何度でもただ 駆け抜けろ 瓦礫の底で 叫べ 瓦礫の底で その隙間に 君の体温 探して 瞬きの奥 消えぬよう 焼き付けて 割れた硝子の破片を踏んで 祈りも呪いも飲み干して 軋む心臓が問いかける もう二度と離さないと まだ—— 閃光の朱よ 夜を焦がせ 綻んだ声 宙を舞う 何度でもただ 駆け抜けろ 瓦礫の底で 叫べ 世界が軋む その隙間に 君の名前を 叫んで 瞬きの奥 永遠に 燃え上がれ 燃え上がれ

