わたしは知らない 眠らない街 ネオンの明かり わたしは知らない 摩天楼から見下ろす景色 カラフルな流行は 周回遅れで入ってくるし SNSでバズったカフェも 当然近所にはないし それなら最先端に立ってやる なんて気概も微塵もないんだよ スマホを置いて見上げた夜空 目の奥ほどけて溶けてくみたい 星の名前はわからなくても 時を超えて出会えた光だ 程遠い世界さ ネオン街 それでもいいさ ここが良い そっと伸ばした手のひらに 満月ひとつ捕まえて 欠けを抱えて生きている 満ち足りた顔したあの子もそう 昨日捕まえた満月だって 今日には少し欠けている 不完全でもこれがわたしと 言えるまで傷は癒える事無く 心がチクチクしてたけど 最近少しマシになったな 諦めたのかと聞かれるけれど 身の程を知っただけさ ……なんてね スマホを置いて見上げた夜空 少し欠けた月と 欠けない星座 オリオン座くらいは見ればわかるさ 遠い昔に習った形だ 程遠い宇宙さ 瞬くStellar それでもいいさ ここが良い そっと伸ばした手のひらに 星座をひとつ 閉じ込めて 分かち合いたい星空がある スマホのカメラじゃ足りないな あの歌みたいに担ぐ望遠鏡 踏切越えて君のもとへ 望遠鏡から 覗いた夜空 小さな星も 誇らしげに光って 「綺麗だよ」って君を見たら クッキー食べてた 思わず笑った 「それ何処の?」とは敢えて聞かない 優しい笑顔と目が合ったから [End]



