
Abyssal Womb -Lyrics- [Verse 1] 都心に向かう 無言の車両 軋むレールは産声のよう 甘い香りに 不意に誘われ 脈打つ迷宮に立ち尽くす [Verse 2] いざなう声が 鼓膜を撫でる 柔らかい足元で蠢く 幾千の血管が 歩幅を そっと導き 怖くはない ここは胎内だから [Pre-Chorus] 闇に堕とす子供騙しの 甘言に 一瞬の 躊躇い 自我はいとも簡単に解けていく [Chorus] ああ 溶けてゆく 蔦に抱かれて 爪も 髪も 記憶さえも このぬくもりの一部になる 甘美なまどろみ 恒常の揺り籠 [Verse 3] 這い寄る粘菌が 肌をなぞり 脈打つ壁が 傷口を優しく侵(いや)す 捕食の罠 体温の消化液(あまみず)に 身を浸し 呼吸を忘れて 肺を満たす [Bridge] 絵本みたいな 稚拙な甘言(うそ) 毒と知って 差し出す両手 戻りたくはない [Chorus] ああ 溶けてゆく 脈打つ肉塊(いのち)へ 過去も 未来も 輪郭さえも この有機の迷宮(やみ)に 身を捧げる [Outro] 満たされながら 温かな泥(うみ)と一つになる

