
Cyber Force 3rd Evolution楽曲募集中 詳しくはこちらのURLを参照 https://suno.com/song/b7a0861c-96d3-4526-800b-38f88dc81ce9 悪曲のプレイリストはこちら vol.1 https://suno.com/playlist/aed0b3e4-29c9-4333-9ed3-3d2475d4361b vol.2 https://suno.com/playlist/17410a4e-bb7f-4b25-8f77-c7c686404018 ストーリーのプレイリストはこちら https://suno.com/playlist/66e4584c-2bd3-47e6-91fb-f42f804c4642 前回のストーリーはこちら https://suno.com/s/HpucVowj5IWEcpmw 《RIONA》 【スカイシップ“NEXTA”内/医療ブロック】 カプセルの稼働音が、わずかに変化した。 医療スタッフ:「……反応、来ます」 透明な装甲の内側で、リオナの指先が、ほんの少し動いた。 セリア:「……!」 呼吸が、止まりかける。 次の瞬間、カプセルの拘束が解除され、 低い音とともに装甲が開いた。 リオナは、ゆっくりと瞼を開く。 リオナ:「……あ……」 掠れた声。 それだけで、十分だった。 セリア:「リオナ……っ!」 抑えていた感情が、一気に溢れ出る。 駆け寄り、抱きつく。 セリア:「よかった……本当に……!」 リオナは一瞬きょとんとした後、 ゆっくりと、セリアの背に手を回した。 リオナ:「……心配、かけた?」 その様子を、少し離れた位置から見ていたヴァルミラ。 これまで、誰よりも冷静で、 誰よりも泣かなかった長姉は―― その場に膝をついた。 ヴァルミラ:「……よかった……」 声が、震える。 ヴァルミラ:「本当に……戻ってきてくれて……」 リオナ:「……姉様?」 その呼びかけに、 ヴァルミラは一瞬だけ目を見開き―― 次の瞬間、堪えていたものが決壊する。 ヴァルミラ:「……ええ……」 言葉にならず、 ただ、何度も頷いた。 しばらくして。 リオナは、自分の手足を見る。 右手、右足。 失われていたはずの四肢。 リオナ:「……全部、ある」 リオナはカプセルから出て立ち上がる。 ヴァルミラ・セリア:「リオナ!」 リオナ:「普通に立てるよ…」 そして、胸元に手を当てた。 リオナ:「……でも……なんか……変」 次の瞬間。 淡い光が、両手から滲み出した。 中空に、見慣れない魔法陣が浮かび上がる。 医療スタッフ:「……魔力反応!?」 セリア:「え……?」 光は、制御されていない。 ただ、溢れている。 リオナ:「ちが……っ、止まら……」 魔力が、一気に放出された。 衝撃が走り、 次の瞬間、光は消える。 リオナの身体から、力が抜けた。 リオナ:「……っ……」 倒れかけたその身体を、 誰かが受け止めた。 アペンドラだった。 そしてリオナは、意識を失った。 アペンドラ:「……魔力の全放出ね。完全に魔力枯渇」 ヴァルミラ:「命に別状は?」 アペンドラ:「ないわ。魔力は自然に回復していくのでそのうち目覚めるはず。しかし…」 リオナを見下ろし、静かに告げる。 アペンドラ:「彼女は、魔力に目覚めてしまった。おそらく彼女の遺伝子はアルケリス人のパターンが組み込まれてしまったいわばキメラ状態…メディカルカプセルを使用した代償…」 沈黙。 アペンドラ:「しかも、アルケリス由来の魔法」 アペンドラ:「今の世界で、魔法が使えるのは、 私たちアルケリス人だけ……」 一拍。 アペンドラ:「大丈夫……私が面倒をみます。今の彼女では魔法の制御は出来ない…」 ヴァルミラは、ゆっくりと頷いた。 ヴァルミラ:「理解しました」 ヴァルミラ:「私とセリアは、ヴァレンティア公国へ戻ります。 復興を、止めるわけにはいきません」 セリアは、眠るリオナの手をそっと握る。 セリア:「……またね」 ヴァルミラ:「アペンドラ女史、 リオナのことは、よろしくお願いいたします」 アペンドラ:「ええ。 彼女は、私が責任をもって」 ヴァルミラ:「そして、我が国――ヴァレンティア公国への復興支援、 真に感謝の極みです。 国王として、感謝の意を伝えさせていただきます」 翌日。 ヴァルミラとセリアは、魔力枯渇から目覚めていないリオナを残し、復興のためヴァレンティア公国へ戻った。 そして、リオナは―― アペンドラのもとで、 魔力に適応するための訓練を受けることになる。 そして世界は、前に進んでいく。 だが、未だ目覚めないジトリックス、新たな橙のコア「慈愛」 歪なコアのニジェラとレガリス、そのマスターであるダークスローン。 問題は完全に解決はしないまま数か月がたった… ――つづく 以下歌詞----------------------------- [Intro] 遠くで 誰かが呼ぶ声 深い水の底から 光だけが 揺れていた [Verse 1] 冷たい夢の中 名前さえ 溶けていく 失ったはずの温度が 指先で 蘇る 重たい瞼 開けば 滲む輪郭の向こう 涙に歪んだ世界が 私を 現実へ引き戻す [Verse 2] 「おかえり」って声が 震えて 崩れて 抱きしめられた瞬間 生きてるって 知った 壊れた時間の隙間に 確かに残っていた 忘れられないぬくもり それだけで 十分だった [Pre-Chorus] 失ったものは もう戻らないと思ってた それでも今 ここに立っている [Chorus] 私は 戻ってきた 傷だらけのままで 世界は何も 優しくなんてないけど それでも この身体に 確かな実感がある 名前を呼ばれた瞬間 私は 私に戻った [Verse 3] 両手を 見つめて 全部 そこにあって 奇跡みたいに笑った その次の瞬間 知らない光が 私の中で溢れ出す 止め方も 理由も 分からないまま [Pre-Chorus 2] 違う… 違う こんなの 望んでない でも身体が 答えてしまう [Chorus 2] 抑えきれない光が 空を裂いて 悲鳴みたいな魔法が 溢れ落ちる 救われたはずなのに 何かを失っていく 私はもう 元の私じゃない [Bridge] 抱き留められた腕の中 意識が 遠ざかる 「大丈夫」って声が 最後に聞こえた 選ばれたわけじゃない でも 進むしかない この力と 生きていくために [Final Chorus] 私は 歩き出す 怖さを抱いたまま 世界はまだ 歪んだままだけど それでも 前を見る 立ち止まらない この命が続く限り 私は 進む [Outro] 眠りの向こうで 未来が待っている 答えはまだ 見えなくても ――ここからが 私の物語

