
夜空に散るは 白銀の吹雪 凍てつく空気 街を包み込む 遥か彼方 光る灯り 目指して 凍れる道を 独り 歩き出す 積もる雪原 薄化粧 音も無く 沈む月夜 白い吐息が 空に溶けて 凍る川面に 映る影 見下ろす街は 遠い幻 硝子細工のように脆く 指先触れれば 溶けて消える 嗚呼、この夢よ 覚め ないで 万朶の桜 、夜に紛れ 零れる雪の花 君の声は 氷の粒となり 宙に響く 闇を裂いて 響く菊木の音 遥かなる地へ 雪解けを待つ 強く儚い 願い 凍てつく 世界で 雪はまだ 止まないけれど 春を待つ 心は熱く 凛として 咲く一輪の花 銀世界を 彩る ように 万朶の桜 夜に紛れ 零れる雪の花 君の声は 氷の粒となり 宙に響く 闇を裂いて 響く菊木の音 遥かなる地へ 雪解けを待つ 強く 儚い 願い 凍てつく 世界で ああ、 それは 刹那の輝き ああ、 この冬に 閉じ込めて 万朶の桜 夜に紛れ 零れる雪の花 君の声は 氷の粒となり 宙に響く 凍れる夜明け 汽笛は遠く また来年 会える日まで

