
私は今日、 とても恐ろしい話を、 みんなに聞いてほしい。 それは、 空がとても青かった、 平和な日のこと。 洗濯をして、 皿を洗って、 掃除も終わって、 完璧だった。 でも―― その時だった。 黒き冥府の使者が、 部屋の中央に現れた―― 長い触角。 漆黒の鎧。 闇より黒き羽。 そして奴は―― ゆっくりと... こちらを向いて... 手を上げて... ...... "Hello." ............. ............. 「いやああああ〜〜!!!」 私は知っている。 あれは人類が、 何千年も戦い続けてきた、 古代の敵。 コードネーム―― "G" 奴が歩く。 私は下がる。 奴が走る。 私は叫ぶ。 奴が飛ぶ。 私は―― 人生を諦めた。 その時―― 風が止まった。 私はゆっくりと、 新聞紙を握る。 何者であろうと構わない。 どこから来たのかも興味はない。 だが、一つだけ教えてやろう。 貴様の終焉は―― もう始まっている。 受けろォォォォォ!! 必殺!! 新聞流奥義!! 滅殺・三連叩き!! ペチ!! ペチ!! ペチ!! ...... ...... 全部避けた。 馬鹿な... 奴は私の剣を見切っていたというのか...! ならば―― 日本刀!! ペチ!! ペチ!! ペチ!! まだ避けるだと!? ならば最後だ!! 人類の英知を思い知れ!! 対G決戦兵器!! バズーカ発射ァァァァァ!! ペチ!! ペチ!! ペチ!! ...... ...... ...... 奴は飛んだ。 「いやああああ〜〜!!!」 こないで... こないで... ごめんなさい... もう二度と... 台所でお菓子を食べません... お願いだから... もう来ないでください... ゴキブリ様... 人類は敗北した。 文明は終わった。 希望は消えた。 だが―― 私は生きる。 逃げながらでも。 泣きながらでも。 また奴が現れた時―― 私は再び剣を取るだろう。 たぶんお父さんを呼ぶけど。 ブゥゥゥゥゥゥゥゥン... 「いやああああ〜〜!!!」

