
Colorful Dream - Instrumental
0:00- ――ガチャ。 スタジオのドアが勢いよく開いた。 「楽しそうな音、外まで聞こえてたんだけど?」 振り向いた瞬間、空気が変わる。 白銀の髪がふわりと揺れ、 赤と黒の鋭いエレキギターがライトを反射する。 スカイブレイクプリンセス。 「……来た」 青い上着の彼女が、スラップの手を止めずに小さく呟く。 バチンッ。 低音が跳ねる。 チョコミント娘は、にやっと笑う。 「混ざる?」 「最初からそのつもり」 ジャキンッ。 アンプに繋がれた瞬間、鋭いライトメタルの一閃。 空気が裂けた。 ⸻0:50 スラップベースがグルーヴを刻む。 親指が弦を叩き、 人差し指が弾き上げる。 重く、跳ねる。 その上に、チョコミントのポップなカッティング。 パキッ、パキッ。 明るく、軽やかに、でも隙がない。 そして。 スカイブレイクのギターが滑り込む。 高速オルタネイト。 鋭いピッキング。 メロディックなフレーズが稲妻みたいに駆け抜ける。 「うわ、速っ!」 「まだ序章」 涼しい顔で言い放つ。 ⸻1:21 三人の音が、絡み合う。 スラップが土台を支配し、 ポップギターがリズムを彩り、 ライトメタルの鋭いリードが空を切り裂く。 もう曲は完全に、 グルーヴ感のあるライトメタル。 重いのに、踊れる。 鋭いのに、心地いい。 ⸻1:33 「いくよ!」 スラップ高速連打。 ゴーストノート混じりの変則フレーズ。 チョコミント娘がすぐに応戦する。 ポップなリフを発展させ、メロディに変える。 スカイブレイクが上からハモりを重ねる。 ツインリード。 いや、トリプルの火花。 ⸻2:17 「本気出す?」 「もう出してる」 「足りない」 その一言で、さらに加速。 タッピング。 スラップ高速コンボ。 ワイドジャンプのメタルフレーズ。 人工ハーモニクスが光る。 匠すぎる演奏テクニックのオンパレード。 スタジオの空気が震える。 ⸻2:52 奇数拍子に切り替わる。 でも崩れない。 ベースが重心を保ち、 ギター二本が空間を切り取る。 三人の視線が交わる。 誰も引かない。 でも、ぶつからない。 完璧なバランス。 ⸻3:09 ラスト。 三人同時に駆け上がる。 高速フレーズの連続。 そして。 「せーの!」 ドンッ。 ユニゾン。 一瞬の静寂。 低音の余韻が伸びる。 ⸻3:25 静まり返ったスタジオ。 そして、同時に笑い出す三人。 「最高じゃん」 チョコミント娘が息を弾ませる。 青い彼女は、ベースを軽く叩く。 「悪くない」 スカイブレイクは、赤いギターを肩にかけ直す。 「次はもっと上、行くよ?」 誰も否定しない。 グルーヴは、まだ体の中で鳴っている。 この三人が揃った瞬間、 ただのセッションは終わった。 始まったのは、 止まらないライトメタルの物語だった。

