
♤ ひかりをとざした いろのないへや いきをするだけ だれにもみえず どこにもいけず かげにまぎれて ♧ 朝なのか夜か わからないまま 何日過ぎただろう 眠って起きても 同じ景色がそこにあるだけ ♤ とぎれたきおくの すきまをなぞって ♧ わたしの知らない わたしに触れた ♤ ゆがんだままでいい わらわないで ♧ 正しいかたちなど 知らないから 覚えのない声が 胸を叩く これは誰のための 痛みだろう ♧ 知らないはずの歌 口をついて 続きまで歌える ♤ はじめてみるもじ なぜかこのてが つづきをかいてる ♧ 覚えてないこと ばかり増えるのに 身体は覚えてる わたしより先に わたしのことを 知っているように 忘れたんじゃない 最初からいない? ♤ それならここにいる わたしはだれなの ゆがんだままでいい なおさないで どちらがほんとうか きめないで ♧ 知らないわたしが 泣いているなら その涙だけは 私にもわかる ♧ わたしがあなたを 忘れたのか ♤ あなたがわたしを わすれたのか ♧♤ ひとつの身体に 残ったふたつ どちらのなまえで 呼べば振り向く ♤ あさのきざしなど みたくもない ♧ くらやみに軋む この身もこころも ♤ ゆがんだままでいい わらわないで しらないわたしを けさないで ♧ あなたが私で わたしがあなたなら どちらが消えても 欠けてしまうから ♤♧ だれもしらなくていい わたし達のままで

