[Verse] 花曇りの やわらかな空 灰桜(はいざくら)だけ 滲んでいる 東風(こち)にほどけた髪 気づかれないよう 揺らしてる [Pre-Chorus] 名前を呼ぶ その声が まだ少し遠くて 同じ季(とき)の中にいるのに 触れられないままで [Chorus] ひらひらと 舞う花びら 退紅(あらぞめ)にほどける想いみたい 届きそうで 届かないまま そっと胸に積もってく ねえ このまま 知らないふりでいいのかな 朧(おぼろ)に霞(かす)む視線の先 あなたを見ている [Verse] 新しい靴の音が まだ少しぎこちなくて 隣に伸びる影へと 歩幅を寄せてしまう [Pre-Chorus] 偶然みたいに並んで ほんとは少し期待して 気づかないでほしいのに 気づいてほしいなんて [Chorus] ひらひらと 舞う花びら あなたの肩に触れた瞬間 淡藤(あわふじ)みたいにほどけてく 言葉にならないまま ねえ このまま 季節が過ぎてしまう前に ほんの少しだけでも 近づけたらいいのに [Final Chorus] 花曇りの向こう側 まだ見えない未来でも この気持ちだけは 消えずにここにある 春の中で 揺れながら 名前を呼べないままでも あなたを想うことが はじまりになる