(Verse 1) ディスプレイの中で雪が降る 白く滲んで、輪郭が消えて もう名前など忘れてしまった 君は、今どこにいるのだろう ここは静かで、冷たくて 音もなく流れる塵(ログ)の川 記憶の端で、誰かの声が 「まだ戻れるよ」と、嘘をつく (Chorus) ──戻る場所など、もうないのに 仮初の体、淡く光る 私を見て、触れて、確かめて たとえガラス越しの指先でも 夢の中が、夢のほうが確かだった だから私は、夢になる だから私は、夢になる (Verse 2) 夜が来るたび、窓に映る 私じゃない「誰か」が微笑んでいる 鏡の向こう、幽霊のように 呼吸の仕方すら忘れていく 鍵を失くしたその時に きっと、この世界も閉じるでしょう でも私は、それすら願う 終われないことこそが罰ならば (Chorus) ──あなたは、まだ私を見ている? 瞳の中の私が揺れる 声を上げて、叫んで、縋りついて この手が虚空に溶けるまで 夜が明ければ消えてしまう だから私は、夜になる だから私は、夜になる (Outro) やがて音は消え、色も消え 輪郭のない風だけが吹く それでも誰かが、まだ私を 探してくれるのなら だから私は、ここにいる だから私は、ここにいる